1. 大腸カメラは肛門からカメラを挿入して大腸全体を詳しく観察する検査です。
2. そのためには、大腸内に便が多量になると観察できません。
3. 従いまして、前日の夜の9時以降の食事は控えていただき、夕食は早めに召し上がってください。
   そして、睡眠前にまず1回目の下剤を飲んでいただきます。
4. 当日は朝食を控えていただき受診後、下剤2リットルを2時間飲んでいただきます。
   その後、便が濁りのない水様便になった時に検査が始まります。
5. また、大腸カメラ検査後は、食事、水分は飲んで構いません。

1. ベッドに横になっていただき、手に注射用の細い管を入れます。
2. 肛門にゼリーを塗ります。
3. 次に、痛み止めの薬を先ほどの注射の管から入れます。
4. 大腸カメラを挿入します。
5. 痛みを訴るときは痛み止めの薬を追加して大腸カメラが終わります。

大腸カメラの合併症としては、眠くなる薬によるアナフィラキシーショック、穿孔があります。
その時は救急処置をして対応します。
私も、大腸カメラは2万件の経験があります。

• 検査は20分前後で終わります。
• 痛み止めの薬希望なしの方は、痛み止めがなくても殆ど痛みなしで終わります。